フォント

モリサワ、大規模組織向けフォントサブスクリプションを提供開始

2025.06.30編集部
モリサワ、大規模組織向けフォントサブスクリプションを提供開始

株式会社モリサワは2025年6月30日、フォントサブスクリプションサービス「Morisawa Fonts」において、大規模組織での利用に特化した「エンタープライズプラン」の提供を開始した。同プランは、2,000書体以上のフォントライブラリーを活用しながら、組織全体のデザイン業務最適化とブランド統一を支援する包括的なソリューションとして位置づけられている。

新プランの核心機能として、SSO(シングルサインオン)対応によるセキュリティ強化が挙げられる。この機能により、企業は統一された認証環境を構築し、フォント資産の適正管理を推進できる。不正利用リスクの低減と同時に、ユーザーは単一のIDで複数のWebサービスにアクセス可能となり、業務効率の向上が期待される。

組織管理の観点では、テナント権限管理機能が導入されている。専用管理コンソールを通じて、グループ会社や各部門での細やかなライセンス管理と招待設定が実現する。関連会社や部門を跨いだ効率的なライセンス運用により、組織の成長や変化に柔軟に対応しながら管理負担を軽減する仕組みが構築されている。

エンタープライズプランでは、突発的な人員増加や大型案件にも対応できる柔軟なスケーリングライセンスを提供している。非デザイナーも対象としたデザイン活用サポートを含む特典により、全社的なデザイン活用の推進を後押しする。契約特典として、フォントの正しい活用を支援する研修やコンテンツ、継続的なサポートも含まれており、導入後のフォローアップ体制も整備されている。

同社は今後も大規模導入顧客に向けた利便性向上を目指し、さらなる機能開発を継続すると発表している。料金については個別案内となっており、企業の具体的な利用要件に応じた柔軟な提案が行われる予定だ。

出典: モリサワ 大規模組織におけるクリエイティブの価値を最大化する「Morisawa Fonts エンタープライズプラン」を2025年6月30日より提供開始

フォント
ビジネス

最新のニュース

Latest News

  • note、音声から原稿自動生成・炎上リスク検知のAI執筆サポート強化版を発表
    AI2025.08.01
    note、音声から原稿自動生成・炎上リスク検知のAI執筆サポート強化版を発表
  • Google、自然言語でミニアプリ開発可能なAIツール「Opal」発表
    AI2025.08.01
    Google、自然言語でミニアプリ開発可能なAIツール「Opal」発表
  • Figma IPO価格33ドルに設定、NYSE上場へ
    Figma2025.08.01
    Figma IPO価格33ドルに設定、NYSE上場へ
  • Google:検索結果を整理するWeb Guide機能を実験導入、AI活用でテーマ別分類を実現
    AI2025.07.29
    Google:検索結果を整理するWeb Guide機能を実験導入、AI活用でテーマ別分類を実現

デジタルデザインの最新情報をお届け!

unprintedのメールマガジンにご登録いただくと、デジタルデザインの最新情報をメールで受け取ることができます。今までに配信したバックナンバーも公開中!

※登録ボタンを押すと利用規約に同意されたものとします。