ブランディング
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ブランディング基礎編
Branding Basics
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- ゴールデンサークル理論とは?「なぜ」を語ることの重要性とブランディングへの活用ゴールデンサークル理論とは、物事を「Why(なぜ)」→「How(どうやって)」→「What(何が)」の順で語り、「何をするのか」よりも「なぜするのか」を優先して伝えることが聞き手の共感を生み、行動変容を促すという理論です。感情と行動を司る脳の部位が同じであることに基づいており、提唱者のSimon Sinek氏による2009年のTEDトークでは、Appleをはじめとしたイノベーションを起こす企業が共通して持つ特徴として紹介されました。このSimon Sinek氏のTEDトークは、2024年現在6,
- ロゴのデザインに最適な定番13フォントを事例とともに紹介!ロゴとは、「言葉」という意味を持つギリシア語に由来し、ブランディングの世界では企業やその商品の名前を、競合との視覚的な差別化を行なった上で消費者に印象付ける手法として取り入れられています。ロゴにはさまざまな形態のものがありますが、大きく以下の3種類に分けることができます。ブランド名を表現した「ロゴタイプ」オリジナルのマークをデザインした「シンボルマーク」シンボルマークとロゴタイプを組み合わせた「ロゴマーク」ロゴタイプは、ブランドの名前をそのまま読みやすい形で表現したものです。今回の記事で紹介する
- 流行の小文字ブランド名は英語翻訳者をちょっと悩ませるらしい?私たちの身の回りには、AmazonやSlackなどロゴの表現上アルファベット小文字表記のブランド名がたくさん存在しますよね。特に、アプリやWebサービスを提供するテック系のスタートアップ企業では、数年前から一種のトレンドのような形で、小文字表示のブランド名が多く見受けられるようになりました。このような企業やサービスが小文字表記を取り入れる際のデザイン意図としては「小文字表記は親しみやすさを感じさせる」というのが最もよく聞く理由ではないでしょうか?そのほか使用するタイプフェイスによっては、小文字の
- 商品ではなく理念を「売る」。パタゴニアのジャーナルから考えるオウンドメディアの意味私は特段アウトドア派ではないのですが、パタゴニアのTシャツやジャケットを愛用しています。通気性や保温性が高くて、長持ちするのがいい。パタゴニアのファンになったのは『社員をサーフィンに行かせよう パタゴニア経営』(ダイヤモンド社)を読んだから。この本は創業者のイヴォン・シュイナードによるものです。パタゴニアが環境保護・公益性の高い活動をする団体の認証「B Corpration」を取得したとか、ブラックフライデーにあえて「Don't Buy This Jacket(このジャケットを買わないで)」とい
- タグラインとは?キャッチコピーとの違いや事例、作り方を紹介タグラインとは、企業やサービスのアイデンティティを短く、印象的に伝えるためのブランドメッセージです。タグラインのタグは「札」で、ラインは「一筆」などを意味するため、直訳すると「識別するための一筆」となります。タグラインは、消費者がブランドや商品を思い浮かべる際の第一印象を形成する要素となることから、マーケティングにおいて非常に重要な役割を果たします。以下のような有名なタグラインであれば、一度は見聞きしたことがありますよね。株式会社ニトリ 「お、ねだん以上。 」ライオン株式会社「今日を愛する。」Ni
- 心を掴む企業・サービスのキャッチコピー24選キャッチコピーとは、企業の商品やサービスの魅力を簡潔に伝えるフレーズです。一言でその本質を捉える必要があり、広告やブランディングにおいては重要な役割を果たします。優れたキャッチコピーは、短いながらもその企業や製品のイメージを明確にし、記憶に残りやすいものです。短期的なキャンペーンなどで、消費者の購買意欲を引き出すために作成されることもあります。キャッチコピーを作成する際は、ターゲットとなる顧客層の心理を理解し、相手の感情や興味を引きつける要素を織り交ぜることが求 められることから、入念な市場調査や
- コーポレートアイデンティティとは?企業の存在意義を伝えるブランド表現コーポレートアイデンティティとは、「何のためにその企業は存在しているのか?」の問いに対する答えを、消費者や従業員に伝わる形で体系的にまとめた企業の行動指針です。単に利益を追求するだけではなく、社会的にどのような価値を生み出そうとしているのかという観 点は、顧客のみならず従業員の間にも「共感」を生み出し、企業という組織が目指す方向に向けて進むための力となります。今や多様な企業な似たような製品を生み出している中、この「共感」に基づいた消費行動や、企業活動が持続可能な企業を作るための鍵となっています。コ
- ブランディングとは?目的や戦略、ブランド構築の5ステップについて解説ブランディングは、近年ラグジュアリービジネスのみならず、さまざまなビジネスにおいて重要な戦略となっています。この記事 では、ブランディングの基本的な概念やプロセスをはじめ、Webサイトやモバイルアプリなどのデジタルデザインにおけるブランドデザインの考え方について紹介します。ブランドとは、消費者が特定の企業やサービスから連想するイメージのことです。企業はこのブランドを意図的に作り出すことによって、消費者に対して物理的な商品やサービスの提供にとどまらず、企業の発信する「世界観」を体験させることで、競合
- Wiseのブランドデザインが新しくなった!金融サービスでの「人間味」の表現というブランドの挑戦先週、オンライン送金サービスのWiseがブランドデザインを全面的に刷新したことを発表しました。その新たなブランドデザインは、金融サービスの常識を打ち破った面白いものでした。また、与えたいブランドイメージに沿って論理的にビジュアルアイデンティティを設計したことが伺える良い事例となっています。Wise(旧称: TransferWise)とは、低い手数料での海外送金を実現したオンラインのP2P送金サービスです。Wiseは、ユーザーから受け取った金額を実際に海外送金するのではなく、送金者がWiseに振り
- パーソナルブランディングとは?パーソナルブランド構築の道のりを実例に沿って紹介数ヶ月前、私の同僚であるクロエが、デザイナーのスキルアップワークショップで、パーソナルブランドに関する興味深いワークショップを主催してくれました。そのワークショップでは、クロエのプレゼンやチームの意見を聞くことができ、私はパーソナルブランディングが非常に重要な要素であることを学びました。それまで、フリーランスのデザイナーが自身のブランドを持つことの重要性は理解していましたが、私のような企業で働くデザイナーにとっても、自身のブランドを構築することで、社内外での仕事の機会を広げることができ、またより
- ビジュアルアイデンティティとは?大手企業の失敗事例を通して重要なポイントを学ぶビジュアルアイデンティティ(VI)とは、企業やブランドの理念を視覚的な情報として顧客に伝えるためのロゴ、デザインアセットやガイドラインのことです。ビジュアルアイデンティティは、ブランドカラーなどで視覚的にメッセージを伝えるとともに、顧客のブランド体験全体を想起させる記憶のトリガーとしての役割も持っています。ビジュアルアイデンティティと一緒に聞く言葉に、コーポレートアイデンティティがあります。コーポレートアイデンティティとは、企業の目指す方向性を定義するものです。似た商品やサービスが溢れる近年では