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今すぐできる!動画からGIFへ簡単に変換できるおすすめ無料ツール紹介

最終更新日:2025.06.30編集部
今すぐできる!動画からGIFへ簡単に変換できるおすすめ無料ツール紹介

動画をGIFアニメーションに変換したいけれど、どのツールを使えば良いか迷うことはありませんか?この記事では、手軽に「動画をGIFに変換」できる18種類のおすすめツールをご紹介します。それぞれの特徴や使い方を比較しながら、あなたに最適なGIF変換ツールを見つけて、SNS投稿やプレゼンテーション資料、ブログ記事などをより魅力的に彩りましょう。

すぐに使える!動画をGIFに変換する2つの最短手順

まずは今すぐ変換したい方向けに、最も簡単で確実な方法をご紹介します。

1. 最も簡単な方法:FreeConvert

CloudConvert のスクリーンショット

FreeConvert」は、直感的な操作で動画をGIFに変換できるオンラインツールです。MP4、MOV、AVIなどさまざまな動画形式からGIFへの変換に対応しており、変換前にフレームレート、サイズ、品質などの詳細設定を調整できます。

クラウドベースで動作するため、PC・スマホ問わず、どのデバイスからでもブラウザさえあれば利用可能です。複数ファイルの一括変換にも対応しており、効率的に作業を進められますが、無料プランでは1ファイルあたり5分まで、1日に最大20分間までの変換の制限はあります。セキュリティ面も考慮されており、アップロードされたファイルは自動的に削除される仕組みになっています。

変換手順

  1. ファイルをアップロード - 動画ファイルをドラッグ&ドロップまたは「ファイルを選択」ボタンから選択

  2. 変換設定を調整 - 必要に応じてサイズ、品質、フレームレートを調整

  3. 変換・ダウンロード - 「GIFに変換」をクリックし、完了後にダウンロード

制限事項

  • 無料版:1ファイルあたり最大5分、1日20分まで

  • ファイルサイズ:1GB以下

  • 日本語対応:完全対応

2. 品質重視:Adobe Express PR

Adobe Express のスクリーンショット

Adobe Express の動画からGIFへの変換機能を示すスクリーンショット

Adobe Express」は、Adobeが提供する多機能クリエイティブツールで、動画からGIFへの変換機能も搭載しています。プロ並みの品質で変換できるだけでなく、直感的なインターフェースで初心者でも簡単に操作可能です。

変換前にトリミングやクロップ、テキスト追加などの編集も行え、SNS用に最適化された出力設定も用意されています。無料プランでも基本機能は使えますが、高度な編集機能やクラウドストレージの拡張には有料プラン(プレミアムプラン)に加入が必要です。

推奨理由

  • プロ級の品質

  • 豊富な編集機能

  • 直感的な操作性

変換手順

  1. Adobe Express』にアクセス

  2. 無料アカウントを作成(Googleアカウントでも可)

  3. 動画をアップロード

  4. トリミング、エフェクト、テキスト追加などの編集

  5. GIF形式でダウンロード

動画からGIFへの変換で失敗しない5つのポイント

1. 適切なフレームレート設定

用途推奨FPS特徴
SNS投稿10-15fps滑らかさとファイルサイズのバランスが良い
プレゼン資料8-12fps見やすく、容量も抑えられる
操作手順説明5-8fps動きを追いやすい
高品質表示15-20fps滑らかだが容量大

2. 最適な解像度設定

  • Twitter投稿: 1200×675px (16:9)

  • Instagram投稿: 1080×1080px (1:1)

  • ブログ埋め込み: 600×400px

  • プレゼン資料: 800×600px

3. 容量を抑えるテクニック

カラー数を削減

  • 256色 → 128色で約30%削減

  • 動きの少ない動画では64色でも十分

不要なフレームを削除

  • 静止部分の間引き

  • 開始・終了の無駄部分をカット

圧縮設定の調整

  • 可逆圧縮:品質重視

  • 非可逆圧縮:容量重視

4. 用途別の最適設定

用途解像度フレームレートファイルサイズループ
SNS投稿用1080×1080px以下10-15fps5MB以下無限ループ
プレゼン資料用800×600px8-12fps3MB以下1-3回
ブログ埋め込み用600×400px10fps2MB以下無限ループ

5. よくある失敗と対処法

失敗例1:ファイルサイズが大きすぎる

  • 原因:高解像度×高フレームレート

  • 対処法:解像度を下げる、フレームレートを調整

失敗例2:動きがカクカクする

  • 原因:フレームレートが低すぎる

  • 対処法:10fps以上に設定、元動画の品質確認

失敗例3:色がおかしい

  • 原因:カラー数の過度な削減

  • 対処法:256色または128色に設定

【オンライン】その他の動画→GIF変換ツール4選

ブラウザ上で完結するサイトは、インストールが不要なうえ利用端末を選びません。このセクションでは無料で使える4つのサービスをご紹介します。

  • Convertio

  • VEED

  • BeeCut

  • ラッコツールズ

Convertio

Convertio のスクリーンショット

Convertio の動画からGIFへの変換機能を示すスクリーンショット

Convertio」は、200種類以上のファイル形式に対応する便利なオンライン変換ツールです。動画からGIFへの変換はもちろん、画像や文書、音声など幅広いファイル形式の相互変換に対応しています。

ブラウザ上で完結するため、ソフトウェアのインストールが不要で、どのデバイスからでも利用可能です。日本語インターフェースにも対応しており、操作もシンプルです。ドラッグ&ドロップでファイルをアップロードするだけで変換できます。無料プランでは、1ファイルあたり最大100MB、24時間あたり10ファイルまでという制限があります。

ツール名Convertio
URLhttps://convertio.co/ja/mp4-gif/

VEED

Online Converter のスクリーンショット

Online Converter の動画からGIFへの変換機能を示すスクリーンショット

VEED」は、動画編集とGIF変換機能を兼ね備えた高機能オンラインツールです。単純な変換だけでなく、トリミング、クロップ、テキスト追加、フィルター適用など、変換前にさまざまな編集が可能です。

プロフェッショナルな編集機能を備えながらも、直感的なドラッグ&ドロップインターフェースで初心者でも簡単に使いこなせます。無料プランでは720p画質のGIFを作成でき、有料プランにアップグレードすると1080pや4K画質での出力も可能になります。ビジネス向けのプレゼンテーションからSNS投稿用アニメーションまで、幅広い用途に対応した高品質GIFを作成できるのが魅力です。

BeeCut

GIF Maker のスクリーンショット

GIF Maker の動画からGIFへの変換機能を示すスクリーンショット

BeeCut」は、手軽に動画をGIFに変換できるオンラインツールです。日本語に完全対応しており、初心者でも迷わず操作できるシンプルなインターフェースが特徴です。

変換前の動画編集機能も充実しており、トリミング、クロップ、テキスト追加、フィルター適用などが可能です。また、GIFの再生速度調整やフレームレート設定など、出力GIFの細かいカスタマイズにも対応しています。オンラインツールとしての使いやすさに加え、Windows・Mac・Android・iOS向けのアプリ版も提供されているため、デバイスを問わず利用できます。無料版でも基本機能は十分使えますが、透かしなしで高画質GIFを作成するには有料版へのアップグレードが必要です。

ラッコツールズ

ラッコツールズ のスクリーンショット

ラッコツールズ の動画からGIFへの変換機能を示すスクリーンショット

ラッコツールズ」は、日本発のWebツールコレクションの中にある動画→GIF変換ツールです。シンプルな日本語インターフェースで、IT初心者でも迷わず操作できる点が最大の魅力です。

アカウント登録不要で、ブラウザ上から即座に変換作業が開始できます。MP4、MOV、AVI、WMVなど主要な動画形式に対応し、変換前にはGIFの幅・高さ・フレームレートなどの基本設定が可能です。画質と容量のバランスを自分好みに調整できるため、SNS投稿用の軽量GIFからプレゼン用の高画質GIFまで、用途に合わせた出力が可能です。完全無料で広告も控えめなため、ビジネスシーンでも安心して利用できる国産ツールとして人気を集めています。

ツール名ラッコツールズ
URLhttps://rakko.tools/tools/86/

【Mac向け】動画→GIF変換ソフト3選

Mac向けの動画→GIF変換ソフトは、macOSの特性を活かした使いやすい操作性と高品質な出力が特徴です。標準アプリから専用ソフトまで、Macユーザー向けのGIF作成ソフトを3つご紹介します。

  • Keynote

  • PicGIF Lite

  • Gifted

Keynote

PhotoScape X のスクリーンショット

PhotoScape X の動画からGIFへの変換機能を示すスクリーンショット

Keynote」は、Macに標準搭載されているプレゼンテーションソフトですが、実は動画をGIFに変換する隠れた機能も備えています。追加ソフトをインストールせずに、手持ちのMacだけで簡単にGIF変換ができる点が最大の魅力です。

変換方法も非常にシンプルです。

  1. 新規プレゼンテーションを作成する

  2. 動画ファイルをスライドにドラッグ&ドロップする

  3. メニューから「ファイル」→「書き出す」→「アニメーションGIF」を選択する

  4. フレームレートやサイズなどの設定画面が表示されるので、必要に応じて調整する

  5. 変換後GIFが生成される

Macユーザーならではのメリットとして、iCloudとの連携により、作成したGIFをiPhoneやiPadでもすぐに利用できる点も便利です。専用のGIF作成ソフトではないものの、シンプルな変換ならKeynoteで十分対応できるため、気軽にGIF作成を始めたいMacユーザーにぴったりです。

ツール名Keynote
URLhttps://www.apple.com/jp/keynote/

PicGIF Lite

GIMP のスクリーンショット

GIMP の動画からGIFへの変換機能を示すスクリーンショット

PicGIF Lite」は、Mac App Storeで入手できる無料のGIF作成アプリです。動画からの変換はもちろん、複数の静止画像からGIFアニメーションを作成する機能も備えています。

シンプルで直感的なインターフェースが特徴で、ドラッグ&ドロップで簡単に素材を取り込めます。変換前にはフレームレート、ループ回数、画像サイズなどの細かい設定が可能で、出力画質と容量のバランスを調整できます。無料版でも多くの機能が使えますが、出力サイズに制限があり、ウォーターマークが付きます。より高品質な出力や機能拡張が必要な場合は、有料版の「PicGIF」へのアップグレードも検討できますが、カジュアルな用途なら無料版でも十分実用的です。

Gifted

GifGun のスクリーンショット

GifGun の動画からGIFへの変換機能を示すスクリーンショット

Gifted」は、Mac専用に設計されたシンプルなGIF変換アプリです。動画ファイルをアプリにドラッグ&ドロップするだけで、わずか数クリックでGIFに変換できる手軽さが魅力です。

操作画面はシンプルなデザインで、初心者でも迷わず使いこなせます。サイズは強制的に600×400にリサイズされます。長さも20秒弱程度の制限はありますので、ライトな用途で使う際におすすめできます。

【Windows向け】動画→GIF変換ソフト3選

Windows PCユーザー向けの動画→GIF変換ソフトにも、高機能でありながら操作性のよいツールが揃っています。ここでは、以下3つのソフトをご紹介します。

  • Clipchamp

  • ScreenToGif

  • EaseUS Video Editor

Clipchamp

FFmpeg のスクリーンショット

FFmpeg の動画からGIFへの変換機能を示すスクリーンショット

Clipchamp」は、Microsoftが提供するオンライン動画編集サービスで、Windows 11では標準アプリとして組み込まれています。クラウドベースながら高性能な編集機能と、GIF出力オプションを備えているのが特徴です。

ブラウザ上で動作するため、PCへの負荷が少なく、スペックを問わず快適に使えます。動画のトリミング、クロップ、テキスト追加、トランジション効果などを適用した後、出力形式でGIFを選択するだけで簡単に変換できます。無料プランでも1,080p画質までのGIF作成が可能で、Microsoft 365サブスクリプションがあれば、より高品質な出力や追加機能も利用できます。

ツール名Clipchamp
URLhttps://clipchamp.com/ja/

ScreenToGif

GIPHY Capture のスクリーンショット

GIPHY Capture の動画からGIFへの変換機能を示すスクリーンショット

ScreenToGif」は、Windows専用の完全無料で広告のない軽量GIF作成ソフトです。画面キャプチャから直接GIFを作成する機能と、既存動画ファイルからGIFへ変換する機能の両方を備えています。

最大の特徴は、画面の特定領域を指定して録画し、そのままGIFアニメーションとして保存できる点です。ソフトウェアの操作手順やゲームプレイのワンシーンなど、PCの画面をリアルタイムで記録したいときに非常に便利です。また、フレームエディタが内蔵されており、不要なフレームの削除やフレーム間の遅延時間調整など、細かい編集も可能です。さらに、テキスト挿入、透かし追加、透明化など、GIF編集に特化した機能も充実しています。

ツール名ScreenToGif
URLhttps://www.screentogif.com/

EaseUS Video Editor

LICEcap のスクリーンショット

LICEcap の動画からGIFへの変換機能を示すスクリーンショット

EaseUS Video Editor」は、Windows向けの多機能動画編集ソフトで、GIF作成機能も備えています。本格的な動画編集が可能でありながら、初心者にも使いやすいインターフェースが特徴です。

タイムラインベースの編集画面で、トリミング、クロップ、回転、フィルター適用、テキスト挿入など、さまざまな編集を施した後、出力形式でGIFを選択するだけで変換できます。また、複数の動画ファイルを結合したり、特定の部分だけを切り出したりしてからGIF化することも可能です。無料トライアル版では透かしが入りますが、基本機能を試せるため、購入前に使い勝手を確認できます。

ツール名EaseUS Video Editor
URLhttps://jp.easeus.com/multimedia/video-editor.html

【iPhone/iPad向け】動画→GIF変換ソフト3選

iPhoneやiPadでも、専用アプリを使えば高品質なGIF変換が手軽に行えます。標準アプリの機能拡張から専用アプリまで、モバイルデバイスならではの使いやすさと共有のしやすさを兼ね備えたツールを3つご紹介します。

  • ショートカット

  • GIFトースター (GIF生成)

  • モメントによるGIFメーカー

ショートカット

ショートカット」は、iOSに標準搭載されているオートメーションアプリで、動画からGIFへの変換も可能です。追加アプリをインストールせずに、手持ちのiPhoneやiPadだけでGIF作成ができる点が最大の魅力です。

使い方は以下の通りです。

  1. 「ショートカット」アプリを開く

  2. 画面右端の「ギャラリー」タブを選択

  3. 一番下までスクロールする

  4. 「GIFのためのショートカット」または「ALL The GIFs!」のセクションを見つける

  5. 「ビデオからGIFを作成」をタップ

  6. 表示された画面で「ショートカットを追加」をタップ

  7. 左端「すべてのショートカット」内に追加されたことを確認

  8. 再度「ビデオからGIFを作成」をタップ

  9. iOS内の動画ファイル一覧から変換したい動画を選択

  10. 選択した動画がGIFに変換される

iOSの標準機能を使うメリットとして、他のAppleデバイスとの連携がスムーズな点が挙げられます。作成したGIFはiCloudを通じてMacとも同期され、AirDropで簡単に共有することもできます。無料で広告表示もなく、使いやすいツールです。

GIFトースター (GIF生成)

GifCam のスクリーンショット

GifCam の動画からGIFへの変換機能を示すスクリーンショット

GIFトースター (GIF生成)」は、iPhone/iPad専用のGIF作成アプリで、動画からGIFへの変換に特化した機能を提供しています。日本語に完全対応しており、直感的な操作性が特徴です。

カメラロールの動画を選択するだけで簡単にGIF変換が可能で、変換前にはトリミングやスピード調整、フィルター適用などの編集機能も利用できます。特筆すべきは豊富な装飾オプションで、テキスト、スタンプ、フレーム、エフェクトなどを追加してオリジナリティあふれるGIFを作成できます。

基本機能は無料で利用できますが、一部の高度な編集機能や透かし除去にはアプリ内課金が必要です。完成したGIFはカメラロールに保存するだけでなく、SNSへの直接共有にも対応しているため、作成から投稿までをスムーズに行えるのも魅力です。

モメントによるGIFメーカー

ImgPlay のスクリーンショット

ImgPlay の動画からGIFへの変換機能を示すスクリーンショット

モメントによるGIFメーカー」は、iPhone/iPad用の多機能GIF作成アプリです。動画からGIFへの変換だけでなく、連続写真からのGIF作成や、リアルタイムカメラ撮影からのGIF生成にも対応しています。

インターフェースはミニマルで使いやすく、日本語にも対応しているため初心者でも迷わず操作できます。動画変換時には開始・終了ポイントの指定や速度調整、サイズ変更などの基本編集が可能です。また、特徴的な機能として「モーションブラー」や「3Dエフェクト」などの特殊効果を適用できるほか、テキストやステッカーの追加も自由自在です。

【Android向け】動画→GIF変換ソフト3選

Androidスマートフォンやタブレットにも、GIF変換できるアプリがあります。ここでは、日本語対応で使いやすい、おすすめのAndroid向けGIF変換アプリを3つご紹介します。

  • ImgPlay

  • GIFメーカー

  • ビデオをGIFに変換

ImgPlay

GIF Maker のスクリーンショット

GIF Maker の動画からGIFへの変換機能を示すスクリーンショット

ImgPlay」は、Android向けの専用GIF作成アプリで、直感的な操作性と多彩な編集機能が特徴です。動画からGIFへの変換はもちろん、複数の写真を組み合わせてGIFアニメーションを作成する機能も備えています。

シンプルなインターフェースで、動画を選択して変換したい部分を指定するだけで簡単にGIFが作成できます。変換前の細かい調整も可能で、再生速度、フレームレート、解像度などのパラメータを自由に設定できるほか、フィルター効果やテキスト挿入などの装飾機能も充実しています。

完成したGIFはギャラリーに保存するだけでなく、SNSへの直接共有にも対応しているため、作成から投稿までをスムーズに行えます。iOS版も提供されているため、AndroidとiPhoneを併用している方にも便利なアプリです。

GIFメーカー

GIF Maker- Editor のスクリーンショット

GIF Maker- Editor の動画からGIFへの変換機能を示すスクリーンショット

GIFメーカー」は動画からGIFへの変換だけでなく、写真の連続撮影からのGIF作成や、既存の静止画からのアニメーション作成機能も備えているアプリです。

使い方は非常にシンプルで、変換したい動画を選択し、必要な範囲をトリミングした後、スピードやサイズなどの基本設定を調整するだけです。豊富なカスタマイズオプションがあり、テキスト挿入、スタンプ追加、フィルター適用、エフェクト設定など、さまざまな装飾が可能です。

ビデオをGIFに変換

GIF Converter のスクリーンショット

GIF Converter の動画からGIFへの変換機能を示すスクリーンショット

ビデオをGIFに変換」は、その名前の通り動画からGIFへの変換に特化したシンプルなAndroidアプリです。余計な機能を省いたミニマルなデザインと軽快な動作が特徴で、初心者でも迷わず使いこなせます。

フレームレート、解像度、画質などの基本設定はスライダーで直感的に調整でき、容量と画質のバランスを自分好みに設定できます。とくに軽量GIFの作成に優れており、SNS投稿用の最適化されたGIFを手軽に作成できます。完全無料で利用でき、必要最小限の権限しか要求しないため、プライバシーを重視するユーザーにも安心です。

動画をGIFに変換するメリット

動画をGIFに変換することは、とくにWebコンテンツ制作やSNS投稿において、大きなメリットがあります。GIF形式ならではの、以下3つのメリットについて詳しく解説します。

  • 自動再生されるビジュアルコンテンツとしてアピールできる

  • 容量が軽く扱いやすい

  • 再生ソフト不要でほぼすべてのブラウザやアプリで表示できる

自動再生されるビジュアルコンテンツとしてアピールできる

GIFアニメーションの最大の魅力は、ユーザーの操作なしに自動再生される点です。Webサイトやブログ、SNS上で閲覧者は再生ボタンを押す必要がなく、スクロールするだけで目に留まりやすいコンテンツとして機能します。とくに短時間で伝えたいポイントや製品の使い方、UIの操作方法などを視覚的に訴求できるため、マニュアルやチュートリアルにも最適です。

静止画よりも注目度が高く、かつ通常の動画よりも気軽に視聴できるため、ユーザーの興味を引きやすいというメリットがあります。また、ループ再生されることで繰り返し見てもらえるため、重要なポイントを印象づけるのに効果的です。

容量が軽く扱いやすい

GIFファイルは、一般的な動画形式(MP4やMOVなど)と比較して軽量です。数十秒の短い動画であれば、変換後のGIFは数MBほどのサイズに収まることが多く、Webサイトの表示速度への影響を最小限に抑えられます。

ファイルサイズが小さいため、メール添付やチャットでの共有もスムーズに行えます。とくにモバイル環境では、通信量を気にするユーザーにとって重いビデオよりも軽いGIFの方が好まれる傾向にあります。

再生ソフト不要でほぼすべてのブラウザやアプリで表示できる

GIF形式は1987年に登場した古くからある画像形式であり、ほぼすべてのブラウザやアプリで、特別なプラグインやソフトウェアなしに表示できます。

互換性の高さは、幅広いユーザーに確実に情報を届けたいビジネスシーンではとくに重要な利点です。

GIF変換後に画質と容量を最適化するコツ

ここでは、GIFデータのファイルサイズを抑えながらも、見やすさを維持するための調整方法や、用途に応じた設定のポイントを押さえておきましょう。以下では、GIF最適化の3つのコツについて解説します。

  • フレームレートとサイズを調整する

  • ループ回数と圧縮率を設定する

  • SNS投稿用に縦横比を最適化する

フレームレートとサイズを調整する

GIFの最適化でまず注目すべきは「フレームレート」と「サイズ(解像度)」の設定です。

「フレームレート(FPS)」は1秒あたりの画像枚数を示し、高すぎるとファイルサイズが肥大化します。通常のGIFアニメーションでは10〜15fps程度が推奨され、滑らかさとファイルサイズのバランスが取れます。動きが少ないコンテンツなら8fps程度まで下げても違和感なく再生できます。

「サイズ(解像度)」は用途に合わせて設定しましょう。ブログ埋め込み用なら横幅600px以内、SNS投稿用なら1080px以内が目安となります。必要以上に高解像度にすると容量が無駄に大きくなるため注意が必要です。また、目視では違いがわからない程度のフレームの間引きも有効な手段です。

FreeConvertなど多くのオンライン変換ツールでは、変換前に「Width」「Height」「FPS」などの設定が可能です。

ループ回数と圧縮率を設定する

ループ設定も重要な最適化ポイントです。「無限ループ」が一般的ですが、プレゼンテーション資料やランディングページへの埋め込みでは「1回きり」や回数制限を設定することで、視聴者の注意を分散させない効果が期待できます。また、必要なメッセージが伝わった後は静止画として表示されるため、閲覧者の集中力を維持できます。

また、圧縮率の設定も容量削減に大きく影響します。ただし、圧縮率を高めすぎるとノイズや色飛びが発生するため、段階的に確認しながら調整するのがベストです。ILoveIMGやRecompressorなどの圧縮専用ツールを活用すると、変換後のGIFをさらに最適化できます。とくに「カラー数の削減」は効果的で、256色から128色や64色に減らすだけでもファイルサイズが大幅に縮小できます。

また「ディザリング(Dither)」の設定も重要です。これは色の擬似的な表現を行う技術で、ONにすると滑らかな色合いになりますが容量は増加します。逆にOFFにすると軽量化されますが、色の表現が単調になる傾向があります。用途に応じて適切に選択しましょう。

SNS投稿用に縦横比を最適化する

SNSに投稿する場合は、各プラットフォームの推奨サイズや縦横比に合わせた最適化が効果的です。例えばInstagramでは、1:1(正方形)または4:5(縦長)、Xでは16:9(横長)の比率が表示に適しています。これらの最適な比率を無視すると、自動的にトリミングされたり、余白が追加されたりして意図したデザインが崩れる可能性があります。

近年のSNS利用はスマートフォンが中心のため、縦長比率(9:16)のコンテンツが注目を集めやすい傾向にあります。とくにInstagramストーリーズやTikTok向けのコンテンツでは縦長GIFが効果的です。また、タイムライン上での視認性を高めるために、不要な余白のトリミングやキャンバスサイズの調整も重要です。SNSごとの最適なサイズ設定をあらかじめ調べておくことで、より効果的なGIF投稿が可能になります。

まとめ

本記事では、動画をGIFに変換できる無料ツールを18種類紹介しました。

名称カテゴリサービスの特徴
Adobe ExpressオンラインAdobeが提供するオンラインデザインツールで、簡単にロゴやチラシなどのデザインコンテンツを作成できる
ConvertioオンラインMP4からGIFへの変換が可能で、100MBまでのファイルをサポート
FreeConvertオンラインMP4、FLV、MOV、MKVなど多様な形式に対応し、高品質なGIFをオンラインで無料作成可能
VEEDオンライン動画編集機能も付帯している
BeeCutオンラインMP4、MOV、AVI、WEBMなどの動画をGIFに変換可能
ラッコツールズオンライン開始・終了時間やGIFのサイズを調整して、MP4などの動画をGIFに変換可能
KeynoteMac向けMac標準のプレゼンテーションソフトで、動画を挿入しGIFとして書き出し可能
PicGIF LiteMac向け写真や短いビデオクリップから滑らかなGIFアニメーションを作成可能
GiftedMac向け無料で使えるGIFアニメーションソフトで、初心者でも簡単に作成可能
ClipchampWindows向けWindows 11に標準搭載されているアプリで、簡単に動画をGIFに変換可能
ScreenToGifWindows向けデスクトップ画面を録画し、編集してGIFアニメとして保存可能
EaseUS Video EditorWindows向け初心者でも簡単に動画の編集ができるソフト
ショートカットiPhone/iPad 向けiOSのショートカットアプリを使って、動画をGIFに変換可能
GIFトースター (GIF生成)iPhone/iPad 向けカメラロールの写真や動画からGIFを生成し、エフェクトやテキストの追加が可能
モメントによるGIFメーカーiPhone/iPad 向けステッカー、音楽、テキスト、フィルターなどを使ってGIFを加工可能
ImgPlayAndroid向け「動画からGIF」だけでなく「写真からGIF」「GIFエディタ」などGIF作成の機能が豊富
GIFメーカーAndroid向け画像や動画からGIFを作成し、編集や圧縮など多機能を備える
ビデオをGIFに変換Android向けユニークなアニメーション作成や特別な思い出をキャプチャしてシェアすることが可能

用途に合わせた適切なツール選びができれば、高品質なGIF作成が可能になります。SNS投稿やプレゼン資料など、あらゆるシーンでGIFを効果的に活用してみてください。

動画→GIF変換に関するよくある質問

Q動画からGIFに変換すると画質は落ちますか?

AGIF形式は256色に制限されているため、フルカラーの動画と比較すると色数は減少します。ただし、適切な設定(フレームレート10-15fps、解像度調整)を行えば、SNSやWebサイトでの使用には十分な品質を保てます。 画質を保つためには、元動画の解像度が高すぎる場合は適度にリサイズし、コントラストがはっきりした動画を選び、動きが激しすぎない動画を使用することが重要です。

QGIFのファイルサイズが大きくなりすぎる場合の対処法は?

Aファイルサイズを削減するには、まず即効性のある方法として解像度を1080pから720p、さらに480pと段階的に下げることが効果的です。また、フレームレートを20fpsから10fps、さらに8fpsに下げることでも大幅に容量を削減できます。動画の長さを3-5秒程度に短縮することも重要なポイントです。 より高度な最適化を行う場合は、カラー数を256色から128色、さらに64色に削減することで容量を抑えることができます。また、静止フレームの削除や圧縮ツールでの後処理も効果的です。

Q無料ツールと有料ツールの違いは何ですか?

A無料ツールと有料ツールの主な違いは、まずファイルサイズ制限があります。無料ツールは100MBから1GB程度の制限がありますが、有料ツールは制限がないか大容量まで対応しています。透かしについても、無料ツールの一部では透かしが入りますが、有料ツールでは透かしが入りません。 変換速度に関しては、無料ツールは普通の速度ですが、有料ツールは高速処理が可能です。編集機能も無料ツールは基本的な機能に限られますが、有料ツールは高度な編集機能を提供します。バッチ処理についても、無料ツールは制限がありますが、有料ツールは無制限で処理できます。 初心者や個人利用であれば無料ツールで十分ですが、ビジネス利用を考えている場合は有料ツールの検討をおすすめします。

QiPhoneで撮影した動画をGIFにするベストな方法は?

AiPhoneユーザーに最もおすすめなのは、ショートカットアプリを使用する方法です。これは完全無料で、iOS標準機能のため追加コストがかからず、他のAppleデバイスとの連携もスムーズです。 次におすすめなのがGIFトースターです。基本無料で使用でき、豊富な編集機能と直感的な操作性が特徴です。 第三の選択肢として、FreeConvertなどのオンラインツールがあります。これらは端末に依存せず、高品質な変換が可能です。

QSNS投稿に最適なGIFの設定は?

AInstagramへの投稿では、サイズは1080×1080px(正方形)、フレームレートは10-15fps、ファイルサイズは5MB以下、長さは3-15秒に設定することをおすすめします。 X(旧Twitter)では、サイズは1200×675px(16:9)、フレームレートは10fps、ファイルサイズは5MB以下、長さは2-6秒が最適です。 TikTokの場合は、サイズは1080×1920px(9:16)、フレームレートは15fps、ファイルサイズは10MB以下、長さは3-10秒に設定するのが効果的です。

Q動画の一部分だけをGIFにしたい場合は?

Aほとんどのツールで部分変換が可能です。まず変換ツールで動画をアップロードし、開始時間と終了時間を指定します。プレビューで確認した後、変換を実行します。 特におすすめなのは、FreeConvertでは秒単位で正確に指定でき、VEEDはビジュアルタイムラインで直感的に操作できます。Adobe Expressは高品質な編集機能を提供しています。

QGIFが想定より暗く/明るく表示される場合は?

Aこの問題の原因は、元動画の露出設定、変換時の色空間変換、表示デバイスの設定などが考えられます。 対処法として、まず元動画を動画編集アプリで明度調整を行うことをおすすめします。また、変換設定でガンマ値やコントラストを調整することで改善できる場合があります。変換後でも画像編集ソフトで補正することが可能です。

QGIFが正常に再生されない場合の対処法は?

Aまず確認すべき項目として、ファイル容量がプラットフォームの上限を超えていないか、ファイル形式が.gifになっているか、フレーム数が極端に多くないかをチェックしてください。 対処法としては、容量を削減(解像度・フレームレート調整)することが最も効果的です。他のツールで再変換を試したり、ブラウザのキャッシュをクリアすることでも解決する場合があります。

Q高品質なGIFを作るための上級テクニックは?

A色最適化では、動画の主要色を分析してカラーパレットを調整し、背景色を単純化することが重要です。グラデーションを避けることで、より鮮明な仕上がりになります。 フレーム最適化では、動きの少ない部分のフレームを間引き、キーフレームを意識した編集を行います。不要な冒頭・末尾をカットすることで、よりコンパクトで効果的なGIFが作成できます。 圧縮テクニックとしては、複数パス圧縮の活用、ディザリング設定の調整、透明色の効果的な使用などが挙げられます。これらのテクニックを組み合わせることで、高品質かつ軽量なGIFを作成することができます。

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