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2026年全米デザイン賞が発表、気候変動対策とクラフトへの回帰が主要テーマに

2026.02.26編集部
2026年全米デザイン賞が発表、気候変動対策とクラフトへの回帰が主要テーマに

クーパー・ヒューイット・スミソニアン・デザイン・ミュージアムが2026年の全米デザイン賞の受賞者を発表した。今年の授賞式で際立つのは、気候変動対策、サステナビリティ、そしてクラフトへの献身という3つのテーマである。環境に関する公約が次々と破られ、自動化とAIが産業全体を覆う時代において、人間の手と地球環境を中心に据えたこれらのテーマ設定は業界に対する力強いメッセージとなっている。

気候変動アクション部門では、Estudio Teddy Cruz + Fonna Formanが受賞した。カリフォルニア大学サンディエゴ校のコミュニティ・ステーションズプロジェクトが評価されたもので、米墨国境沿いに気候レジリエンスと社会的公平性を推進する市民空間のネットワークを構築している。新進デザイナー部門では、マスティンバーと持続可能な建築素材に焦点を当てたニューヨーク拠点の建築・研究スタジオMattaformaが選出された。

プロダクトデザイン部門では、1893年から続くベレア大学のStudent Craftプログラムが選ばれた。手作業による実践的なデザイン教育を130年以上にわたり続けてきた同プログラムの受賞は、テクノロジー偏重の時代におけるクラフトの価値を再確認させる象徴的な選出である。そのほか、建築部門のFrida Escobedo Studio、コミュニケーションデザイン部門のThought Matter、デジタルデザイン部門のLaura Kurgan、ファッションデザイン部門のJosh Tafoya、インテリアデザイン部門のCharlap Hyman & Herrero、ランドスケープ部門のTen Eyck Landscape Architectsなど、多様な分野から革新的な実践者が選出されている。

受賞者全体を通じて浮かび上がるのは、デザインが環境危機に対抗し、人間の手による創造を未来の中心に据え直そうとする明確な意志である。デザイン・ビジョナリー賞を受賞したRobert Earl Paigeを含め、今年の受賞者は業界の現在地と進むべき方向を示している。

出典: The 2026 National Design Awards are steeped in climate and craft

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