公益財団法人日本デザイン振興会は、全国のデザインに関する様々な取り組みを幅広くまとめた「デザイン白書2024」を公開しました。デザイン白書2024は、デザイン活用の効果を戦略的に社会に発信することを目的としており、200名以上の有識者が協力したものとなります。
発表によれば、この白書は各都道府県や企業、行政におけるデザイン活用の動向を詳しく調査し、デザイン投資の意義や効果を多角的に示したものとのこと。どのようなデザインの取り組みがあるのか、またデザインが経済や社会にどのような影響をもたらしているのかなど、株式会社三菱総合研究所DESIGN×CREATIVE TEAM、株式会社アクシス、一般社団法人デザインシップなどの協力のもと、350ページにわたり詳しく紹介されています。
デザイン白書2024には、以下のような内容が掲載されています:
「WDO世界デザイン会議東京2023」の議論・発表内容
各都道府県の最新のデザイン活動や主な事例、展望や課題
パナソニック、富士フイルム、ヤマハなど企業の取り組みや、地域企業やデザイン事務所、教育機関の例
デジタル庁、特許庁、環境省など中央省庁や地方自治体の取り組み
「現代日本デザイン100選」、「日本の近現代建築家たち」、「日本のグラフィックデザイン2023」など、最新のデザイン関連展示やイベント等
デザイン白書2024は無料で公開されており、PDF版のみの発行で冊子版は提供されていないとのこと。この白書は、デザインに関わる多くの人々に対する情報提供と、さらなるデザイン活用の推進に貢献するものとなりそうです。
出典: 「デザイン白書2024」を公開