Googleは、Android 15以降で利用可能な新機能「Dynamic App Links」を発表した。この機能により、開発者はアプリの更新なしに、サーバー上のDigital Asset Links JSONファイルを通じてディープリンクの設定を動的に変更できるようになる。従来のApp Linksでは、ディープリンクの設定変更にはアプリのアップデートが必要だったが、この制約が解消される。
Dynamic App Linksの主要な機能として、特定のURLをアプリで開かないようにする「除外サポート」と、クエリパラメータに基づいて動的にURLを除外する「クエリパラメータサポート」が提供される。これにより、例えばキャンペーン用のランディングページやプロモーション用URLをブラウザで開き、通常のコンテンツはアプリ内で表示するといった柔軟な制御が可能になる。開発者は、マーケティングキャンペーンの展開時期に合わせて、リアルタイムでディープリンクの動作を調 整できる。
この機能の実装には、サーバー上のDigital Asset Links JSONファイルに新しいフィールドを追加するだけでよく、アプリ側のコード変更は不要だ。Android 6以降でサポートされていた従来のApp Links機能との後方互換性も維持されており、既存のアプリケーションにも影響を与えない。設定の反映には最大24時間かかる場合があるため、緊急の変更には対応できないが、計画的なマーケティング施策には十分活用できる。
Dynamic App Linksは、モバイルアプリとWebの境界をより柔軟に管理できる重要な進化といえる。サーバー側での設定変更により、アプリストアの審査プロセスを経ることなく、ユーザー体験を最適化できる点は、開発者にとって大きなメリットとなるだろう。今後、この機能を活用した新しいユーザー導線の設計や、A/Bテストの実施などが期待される。









