旅行予約アプリ「Hopper」が、米連邦取引委員会(FTC)に3,500万ドルを支払うことで和解した。ユーザーを不本意な課金へと誘導する「ダークパターン」を用いていたとされる問題での決着である。2026年7月2日に発表された。
FTCが問題視したのは、インターフェースの設計そのものだ。「チップ」やVIPサポートといった有料オプションがあらかじめ選択された状態になっており、画面をスクロールしないと気づけないようになっていた。ユーザーは、同意した覚えのないサービスに課金されていたという。
さらに「VIPサポート」や、料金を一定期間確保する「Price Freeze(価格凍結)」機能についても、その効果や制約を誤解させる表示があったと指摘された。価格凍結は在庫がある場合に一定額まで料金を保証するにすぎないなど、条件が不明確なまま提示されていたとされる。
和解に伴い、Hopperはすべての手数料を事前に明示すること、料金体系について誤解を招く表示をしないこと、予約完了前に総額をユーザーが把握できるようにすることを求められた。同社は「和解額は主張の正当性を反映したものではなく、前に進むという判断を反映したものだ」とし、問題の慣行は2023年半ばに終了していたと説明している。
今回の措置は、Match、StubHub、Dave、FortniteなどFTCが手数料表示をめぐって相次いで取り締まってきた流れに連なるものだ。ダークパターンは、デザインの意図が利用者の利益と対立したときに何が起きるかを示す事例であり、UI設計に携わる者にとって決して無関係な話ではない。
出典: Travel app Hopper to pay $35M in FTC settlement over 'unfairly' charging hidden fees









