UI/UXデザイン

NYCの魅力的なワールドカップキャンペーンを手がけたデザイナー

2026.06.13編集部
NYCの魅力的なワールドカップキャンペーンを手がけたデザイナー

2026年FIFAワールドカップの開催都市の一つであるニューヨーク市が、独自のキャンペーンブランディングを発表した。このプロジェクトを手がけたのは、デザイナー兼イラストレーターのArsh Raziuddinである。市長Zohran Mamdaniのシティホールと連携し、地域の視覚文化に根差したキャンペーンアイデンティティを構築した。

Raziuddinのデザインアプローチは、単なる観光的なイメージを超えることを目指している。当初のデザイン案はどれも「ニューヨークらしさ」が欠けていたため、彼女はブロンクス、ブルックリン、マンハッタン、クイーンズ、スタテンアイランドという5つの行政区をどう表現するかに焦点を当て直した。各行政区が独自の旗を持っていることを発見し、それらをステッカーとしてデザインに取り入れるなど、ニューヨーカーが自分たちの街だと感じられるビジュアルを追求した。

デザインのインスピレーション源は多岐にわたる。歴史的なワールドカップのグラフィック、20世紀のニューヨーク万博ポスター、ヴィンテージのサッカー関連グッズなどを参照し、ノスタルジックかつ鮮やかな色彩のビジュアル言語を作り上げた。スポーツ記念品や都市のサイネージ、地下鉄のデザイン要素も取り入れられており、ニューヨークの日常風景と祝祭的な雰囲気が融合している。

キャンペーンの展開は、バス停のポスター、地下鉄のサイン、記念カップ、さらにはフェリーの側面に至るまで多岐にわたる。大手デザインファームに外注せず、シティホールのインハウスチームとRaziuddinが一体となって制作を進めた点も注目に値する。クリエイティブディレクションはAneesh Bhoopathyが担当し、チーム全体の協働によって生み出された成果である。

さらに、キャンペーンの一環として50ドルのワールドカップジャージも販売された。ブルックリンのBedford-Stuyvesantに拠点を置く家族経営のアパレルスタジオMazzi Sportsと提携し、手縫いで制作されたものである。サッカーボールをモチーフにしたビッグアップルのロゴと鳩のイラストがあしらわれたデザインは、都市のアイデンティティとスポーツの祝祭感を見事に融合させている。

出典: Meet the designer behind NYC's charming World Cup campaign

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