Figmaが市場シェア約90%を握る現在、デザインツールの次の時代がすでに始まろうとしている。Jonny Burchによる本記事は、コードが「真実の源泉」となる未来において、デザインツールがどのように変容するかを論じている。
変化を駆動する3つの要因がある。第一に、AIコーディングツールの台頭により、エンジニアや技術志向のデザイナーが直接コードで作業できるようになった。第二に、AI生成デザインの品質が向上し、静的なモックアップよりもライブプロトタイプが優位に立ちつつある。第三に、エンジニアリングがボトルネックとなる中、デザインが長い計画サイクルで独立して機能することが難しくなっている。
Figmaはこの転換期において、むしろ不利な立場にあると筆者は指摘する。レガシーな技術基盤とエンタープライズ顧客が革新の速度を鈍化させているためである。単一のプラットフォームが後継となるのではなく、AgentationやPencilのようなプラグインベースのワークフロー、Gitやクラウドインフラによる真の共同設計探索など、専門特化したコード統合型のツール群へと分散していくと予測される。
デザイナーが開発環境の中で働き、エンジニアとライブコード上で協働する時代。それは「この数十年で最も解放的な時代」になりうると筆者は結んでいる。





