Instagramでおなじみの「リンクインバイオ」という誘導フレーズが、まもなく過去のものとなるかもしれない。Metaは一部のクリエイターに対し、Reels動画内で商品を直接タグ付けできる機能を提供する計画を発表した。これにより、フォロワーがプロフィールページに移動してからリンクをタップするという煩雑な手順が不要になる。
従来、Instagramのクリエイターは投稿内にリンクを埋め込むことができず、「詳しくはプロフィールのリンクから」という文言で視聴者を誘導するしかなかった。この不自然なワークフローはユーザー体験における大きな摩擦であり、コンバージョン率の低下にもつながっていた。Metaのグローバルビジネス部門責任者であるニコラ・メンデルソンは「リンクインバイオの時代は終わった」と明言している。
新機能では、クリエイターが1本のReels動画に最大30個の商品をタグ付けできる。視聴者はReelsを視聴しながら気になる商品をタップするだけで、購入ページへ直接遷移することが可能になる。ビジネスカタログやアフィリエイトリンクにも対応しており、クリエイターエコノミーにおけるマネタイズの選択肢が大幅に広がるだろう。
現時点では5つの市場でテストが実施されており、フォロワー1,000人以上のクリエイターから順次アクセスが拡大される予定である。2026年春にかけてさらに多くのクリエイターが利用可能になる見込みであり、将来的にはすべてのクリエイターに開放される可能性もある。
デザインの観点から見ると、この変更はInstagramのインターフェースにおける重要な進化である。プロフィールへの遷移という余分なステップを排除することで、コンテンツと商取引の距離が大幅に縮まる。ソーシャルコマースのUXが根本的に再設計されつつあるといえるだろう。プラットフォームのデザインがユーザー行動とビジネスモデルの両方をいかに規定するか、改めて考えさせられる事例である。
出典: Instagram's awkward 'link in bio' work-around might be on its way out









