最新記事
「より良い未来をつくる」というテーマのもと、デザイナーが日々の業務や生活、自身のキャリアに組み込むことができるような多彩な視点を発信しています。
- 現在バイアスとは?例をもとに現在バイアスが影響する事例を紹介現在バイアスとは? 現在バイアス(Present bias)とは、アメリカの行動経済学者ダニエル・カーネマンが提唱した、「人は目の前にあることがらを過大評価してしまう」という概念のことです。現在バイアスが働くとどうしても、「今この瞬間の利益」に重きを置いてしまうため、人は少し先の未来の利益に対して適切な評価ができなくなり、将来の大きな利益よりも目の前の小さな利益を優先してしまいます。 ## 現在バイアスの例 カーネマンはイスラエルの心理学者、エイモス・トヴァスキーとともに19
- ワイヤーフレームとは?設計のポイントを詳しく解説ワイヤーフレームとは? ワイヤーフレームとは、Webサイトやモバイルアプリの画面ごとの構成要素を定めた設計図です。プロダクトの情報設計の段階でのチーム内での合意形成や、デザイナーへの指示書としての役割を持つことが多いです。近年のITサービス開発の現場では、具体的なデザインを作成する前にモックアップでのユーザーテストを行うことが増えたことから、プロトタイプとしての役割を持つことも多くなっています。 ## ワイヤーフレームの3つの役割 プロジェクトの内容やチーム構成によっても異な
- 情報設計(IA)とは?効果的な情報設計のプロセスを具体例を交えて紹介情報設計とは?情報表示と動線 情報設計(Information Architecture / IA)とは、デザインが適切にユーザーに情報を伝えられるような情報表示と動線の設計のことです。ジャンルを問わず、デザインには常に目的が与えられており、単にわかりやすいだけではなく、その目的を果たす上で有効な設計を行うことが情報設計の重要なポイントとなります。 ### UIデザインと情報設計(IA)の違い IAと同じく情報表示や動線の設計を通して、ユーザーが目的を達成しやすいデザインを作