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「より良い未来をつくる」というテーマのもと、デザイナーが日々の業務や生活、自身のキャリアに組み込むことができるような多彩な視点を発信しています。
- ジャンプのタテマンガアプリ 「ジャンプTOON 」 の開発秘話を聞く。"大胆な作品訴求"や"世界観の演出"で差別化2024年5月、集英社は縦読みマンガアプリ「ジャンプTOON(トゥーン)」をリリースした。同社が築いてきた「週刊少年ジャンプ(以下、ジャンプ)」、及びマンガ誌アプリ「少年ジャンプ+」のブランド力を武器に、近年盛況な縦読みマンガ市場へ参入したという。 「ジャンプTOONには、どんな狙いがあり、競合他社のサービスとどうUI・UXの差別化を図っているのか。同アプリの統括編集長 浅田貴典氏と開発を担当したサイバーエージェント社の開発チームに取材した。 サムネイル:(左)©ジャンプTO
- iOSはウェイトに注意! iOSとAndroidそれぞれのアプリデザインで使える日本語標準フォントアプリで使えるフォントとは?基本は標準フォントを使用する モバイルアプリをデザインする際には、基本的に各OSに標準搭載されているフォントを使用することが多いと思います。もちろん、アプリ配信用のフォントライセンスを購入してアプリに組み込むことは可能ですが、アプリにバンドルするためのフォントライセンスはダウンロード数によって金額が異なるなど、考慮するべき点も多く標準フォントを使うことのメリットを上回るような導入理由はあまりないでしょう。 iOSとAndroidで使える日本語フ ォン
- オシャレじゃないデザイナーの生存戦略非オシャレデザイナーの焦燥 デザイナー。この肩書き、果たしてデザイナー以外にはどう響くのだろうか。 いろいろあるだろうが、「デザインをなりわいにする人種なんてものは、感性がするどくセンスがよくておしゃれに違いない」…と期待されている気がする。もちろん純度百パー私の思い込みだが。 デザイナーたるもの、ベーシックかつ上質でありながら、さりげない個性のある「技あり」ファッションを身に纏い、デスクの環境整備も抜かりなく、間違っても無様に垂れ下がるコードとか謎のカラー ボックスとかは存在
- デザイナーも覚えておくと便利なユーザー体験を左右するインタラクション実装 『デバウンス』 とは?インタラクションの制御に関する実装はユーザー体験に大きく影響するものの、デザインファイルやプロトタイプ上で表現することが難しく、システムの挙動を細かくデザイナーとエンジニアで調整するようなことも多いかと思います。しかし、このような時に取り入れられる技術的な実 装パターンには名前がついていることも多く、デザイナーが実装パターンの名前を知っているだけでエンジニアとのコミュニケーションがスムーズになることも多いのではないでしょうか? 今回は、そんなちょっと技術的だけど知っておくだけで
- 「ダッチ・デザイン・ウィーク2024」で体験するAIの世界。人間とロボットが共創する生活とは?毎年10月、オランダ南部のアイントホーフェン市で開催されるデザインの祭典「ダッチ・デザイン・ウィーク(DDW)」が今年も盛大に開かれました。23年前に始まった同イベントは年々規模が拡大し、現在は世界中から2,600人のデザイナーが出展する一大イベントに発展しています。 今年のテーマは「Real Unreal(現実と非現実)」。私たちは現実と非現実を理解しているのだろうか……という問いが投げかけられました。出展された作品は、建築やインテリア、ファッション、小物、食品から都市空間
- 日本語の本文はベタ組みで良いのか? メディアサービスのデザインから考えるユーザーの慣れと読みやすさの関係テキストのデザインって難しいし奥が深い...。 テキストのデザインでは、字間や行間など様々なパラメータを最適化して読みやすい塩梅に調整するというのが一般的なはず。しかし、デザイン的にバランスが最適化された読みやすいはずのテキスト調整は本文のデザインという観点では必ずしも読みやすさに繋がるわけでなないかもしれないのです。 読まれる頻度が高いであろう、いくつかのメディアサービスの本文デザインを確認してみると...? Yahoo!ニュース、スマートニュース、日経新聞などを含む多くの
- デザインシステムの議論はデザイナーとエンジニアで分岐した? 抽象度の高いコンポーネントライブラリの弊害デジタル庁や SmartHR のものなど、よくレファレンスとして参考にされる有名なデザインシステムのコンポーネントライブラリでは、「コンポーネント」としてすべてのパーツを定義し、あまり細かく階層を分けないケースが多いように思います。 つまり、デザイン観点ではアトミックデザインのようなコンポーネント階層を無理に導入しない方が良いという結論に至っていそうに見えます。このような定義方法はデザインガイドラインの運用上、わかりやすく、管理もしやすいのではないかと思います。 一方で、シス